初めてバリを訪れたのは、たしか1997年でした。
当初、最初で最後のバリ訪問だろうと思っていたので
おみやげも買う気満々、値切る気満々!でした。
地球の〇き方とかよーくよーくよーく読んで研究もしました。
ところが向こうも生活がかかってるからねぇ。
あの手この手で日本人ツーリストには高く買ってもらおうと
努力しています。あの熱意(?)には、脱帽です。
考えてみれば商売というのは、取引であり、
買う人はその商品にその金額分の価値を見出したから買うわけであって
例えば、Aさんが同じ商品を自分よりも10000ルピア安く買ったことを
後で聞いたからと言って怒っても仕方がありません。
でも、中には卑劣な手を使う人もいますので、 これからバリへ行かれる方は注意してね。
【balicatが脱帽した商人その1】
◎クタのマニキュア塗りの子供達
ビーチサンダルを履いてクタを歩いていたら、
信号待ちの間に突然、16歳くらいの少女を筆頭に
下は5歳くらいの子供達数人に取り囲まれました。
どうも、マニキュア塗りの子供達であるらしい。
断ると、サンプルで手の爪の1本だけ塗らせてよ〜と言われ
んじゃ、いいか。と思い、塗ってもらっていたら、
手の爪を上級の子が「ゆっくりと」塗っている間に
なんと、 残りの子が2〜3人で足の爪を全本塗っていた!
もちろん私が気が付かないうちに勝手に!である。超早ワザです。
そして当然の如く、お金を払えと言ってきました。
その金額、なんと5000円。
もちろん拒否してスタスタと歩き出したけど、
向こうも引き下がらずどこまでもついてきます。
しまいには私の腕に取り付き、半ばぶら下がるようなカッコで
追いすがってきて、困ったので、じゃあ1000円払うよ。ということに。
ホテルに帰ってから足の爪を良く見てみたら、
超特急で塗っただけに、ところどころはみ出ているし、
マニキュアも安物。というか、これアクリル絵の具では、、?という代物。
1000円でも払ってしまった自分がくやしかった(>_<;
ここで学んだことが一つ。
クタでは爪先が剥き出しのサンダルで歩くのはやめよう。
または、先にペディキュアをしてしまうこと。
一番大切なのははっきり「NO!」と言うことだけどね・・・。
今でもあの子供達はいるんでしょーか。
【balicatが脱帽した商人その2】
◎ブサキ寺院参道のとあるサルーン屋のおばさん
ブサキ寺院へ続く坂道には数々のお土産屋さんが軒を連ねています。
このあたりの相場を知るためにとりあえず、行きは、物色しつつも
素通りし、帰りに購入するとよいでしょう。
と、思ってね、帰りにあるサルーン屋に差し掛かったら
「5枚で1000円」のお店が。他のお店は大抵「3枚1000円」だったので
これはお得だなと思い、本当に5枚で1000円なの?と聞いて、
肯定の返事ももらったので、サルーンを5枚選び始めた。
なかなか良い柄があったので、いろいろ迷った挙句に
5枚選び終わってお金を払うと、黒いビニール袋に丸めて突っ込んでくれました。
なんて適当な扱いでありましょうか。
思えば、ここで、「畳んでいれてちょうだい」と言えばよかったのでした。
ホテルに帰って荷造りしようと思い、袋を開けてみると、
そこには、何度数えても3枚のサルーン。
そう、5枚選んだのに、3枚しか入ってないのです。
しかも丸めて突っ込んであったのでかさばっていたから
3枚しか入っていないことには気が付かなかった〜。
丸めて入れるのにはこんな理由があったのね・・・
・・・戦いに敗れた感じがしました。
しかし、不思議と怒る気になれないんだよね。
積年のライバルと本気で殴りあった後、「ふっ」ってお互い微笑むみたいな、
そんな気持ち。次は負けないわよ!
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